火傷とは
火傷の定義
- 火傷とは皮膚やその皮下組織が火、熱湯、蒸気などの高温のものに触れて傷害すること。
- 火傷(焼処とも書く)
- 火傷に似た用語として、焼けど(手を焼く、魚を焼く)、妬けど(2人の仲を妬く)がある。
- 学術、医学的には火傷でなく、熱傷が使われることが多い。
火傷の過程
- 一般的に、体を構成するたんぱく質は42℃までしか耐えられないといわれている。
- 組織の破壊が始まる目安は、45℃の場合は1時間、70℃の場合は1秒、44℃で約6~10時間(低温火傷)といわれている。
火傷の症例
- 血管から体液が漏れ出して発赤(赤くなる)、腫脹(はれ)、疼痛(痛み)や水泡(水ぶくれ)
- 熱傷を受けた面積が広ければ血圧低下、ショック状態などの全身症状、生命が危険にさらされることもある。
- 低温火傷と呼ばれる、比較的低温熱源が長時間におよび直接接触する火傷の場合は、一見症状が軽く見えても、実際には重症となっている場合があるので注意が必要。
